移住

【移住者が語る】長野県に移り住みたくなる納得の理由

2019年に夫婦での約1年間の世界一周を終えたぼくたちは、長野県に移住することを決めました。

最近ではUターンやIターンなど地方に移住をする人は多くなってきているんだとか。ぼくたちは世界一周に行く前は関西の都市部(都市部のベッドタウン)に住んでいました。

え!?どうして長野県なの?

すごくよく聞かれる質問です。

そもそもぼくは大学卒業までを関西のベッドタウンにある実家で暮らし、何不自由ない生活をしてきました。ちょっと電車に乗れば繁華街に行ける。少し足を延ばせば、京都の観光地にだってちょちょいのちょい。家に帰れば母ちゃんのおいしいごはんが待っている。

結婚したあとも実家とそう遠くない場所です。家に帰れば嫁はんのおいしいごはんが待っている。←ここ重要

そんな気ままに暮らしていたぼくたちが、なぜ地方の長野県に移住を決めたのか?長野県ってこんなとこです。

✔長野県では繁華街まで車で20分。
※ここでの繁華街とはイ○ンモールのことを指します。
✔電車は1時間に1本の2両編成!
✔観光地?…キャンプ場のことですか?
✔家に帰れば嫁はんのおいしいごはんが待っている。
↑ここは変わらない。いつもありがとう。

便利とは正反対の位置にある長野県なのに、なぜ、ぼくが長野県に移住したのか。その理由を紹介します。今、地方への移住を考えているあなたの背中を押したり、「移住?わざわざ不便な長野県に住んでどうしちゃったの?」と不届き者のあなたに伝えたいこの思い。


移住とは

そもそも移住とは一体何なのか?移住の定義について調べてみました。

移住

他の土地に移り住むこと。特に、開拓・商売などの目的で、海外に居住地を変えること。

なるほど。ぼくは特に開拓や商売が目的ではないですが、関西から他の土地、長野県に移り住みました。

また、一口に移住と言っても、多くは以下の三つに分けることができます。

Uターン

Uターンとは生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、再び生まれ育った故郷に移住することです。

移住と聞いて、一番思い浮かべやすいパターンがUターンではないでしょうか。

やっぱり生まれ育った土地が一番じゃ。

わかりますわかります。

Iターン

生まれ育った故郷から進学や就職を機に故郷にはない要素を求めて、故郷とは別の地域に移住すること

「故郷にはない要素を求めて」何とも挑戦者な感じがして良い言葉ですね。ただ、「故郷にはない働き口を求めて」などのようなIターンの場合もあるはずです。例えば異動とか、好むと好まざるとに関わらず移り住んだパターンも含まれているでしょうね。

Jターン

生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、故郷に近い地域に移住すること

もうちょっと行けばUなんだけど、あるいはちょっと行き過ぎてJになっちゃった。見事なネーミングのJターンです。故郷に住みたいわけではないけど、故郷にいつでも帰れる地域に住んでいたい。Jターンの移住者はそんな思いなのでしょうか。

その他

見たまんま、Uターンでも、IターンでもJターンでもない移住です。
いやいや。それってどんな移住やねん?

例えばこんな例。

生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、都会の移住先とも故郷ともまったく関係のない地域へ移住する

九州で育って、就職で東京に出て、その後旅行でたまたま行った長野県の魅力に魅せられて、そのまま仕事も辞めて住んじゃいました。

なるほど。こう考えてみると、べつにその他の移住というのもありそうですね。

パターン別移住の割合

移住とは上のように、Uターン、Iターン、Jターン、そして「その他」と分けられるそうです。さらにその移住のパターン別割合がこちらです。

Uターン 34.3%
Iターン 18.9%
Jターン 6.6%
その他 37.9%

いずれの移住パターンにも該当しないその他が一番多いという結果に。Iターンも故郷とは関係ない場所に移住することになるので、実質故郷が関係していない移住パターンが全体の50%以上を占めています。

ぼくは「移住者の多くは里帰りが理由なのかな。」なんて想像していました。調べ始めるといきなり意外な結果が出てきました。

では実際に、地方へ移住する人々の本当のところの理由を見ていきましょう。

地方へ移住する理由とは

故郷が関係していない移住が全体の半分以上を占めるという衝撃の事実が見えてきました。じゃあ実際に地方へ移住する理由は何なのか?ここでは年代別に移住者に聞いた、その土地に移り住んだ理由について紹介します。

10代20代の地方へ移住する理由

まずは若年層の移住の理由から探ってみました。「10代で移住する人なんておるんかいな?」と思ったそこのあなた。そしてぼく。人には人の移住と人生があるようです。

第1位 気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから

わかりますわかります。やっぱり、地方や田舎にはあって、都会にはない要素の一番は気候や自然ですね。これは大きな移住の理由となることでしょう。

第2位 それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから

「移住を機に、人生を変えたい!」そんな感じかな?

たしかに。就職してはみたものの、なんか思ってた感じとちがう…。そうだ移住しよう!

わかりますわかります。

第3位 都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから

10代20代で大丈夫か?若者は都会でバリバリ働くんちゃうんかい?

ただ、裏を返せば、やはり日本の都会疲れは相当なものがあるんでしょうね。

そういうぼくも

・満員電車嫌い…人多いし
・東京歩けない…怖い
・人込みニガテ…疲れる

三拍子そろった都会の喧騒嫌いです。

30代の地方へ移住する理由

30代とさっきの20代が移住者のボリュームゾーンです。この30代までの世代で、全移住者の約51%を占めます。ちなみに30代が24%です。さてさて30代の移住理由を見ていきましょう。

第1位 気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから

10代、20代と同じ移住理由が第1位でした。それだけ地方の自然環境には魅力があるんでしょうね。ただただ同意です。

第2位 それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから

こちらの移住の理由も、10代20代と同じです。仕事が人生の30%を占めるなら、仕事を通して人生を変えたいというのは当然の理由になるんでしょうね。

第3位 豊かな自然に恵まれた良好な環境の中で子どもを育てたかったから

子育て世代である30代の様相が色濃く反映された理由です。ぼくも実際に地方である長野県に住んでいて思いますが、地方の環境は子育てには最高です。自分の子どもたちには、家の中でひたすらゲームをしているよりも、外で元気に遊んだり、休日には登山やキャンプに行ったりできる中でのびのびと育ってほしいですよね。

ぼく自身がこの移住先の自然豊かな環境で育ったわけではないので、余計に強くそれを感じます。

40代の地方へ移住する理由

ここからは40代の理由を見ていきましょう。ぼくが想像するに、仕事や家庭もある程度方向が見えてきた40代での移住の理由です。一体どんな移住なのでしょう。

第1位 気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから

やっぱり気候や自然環境の理由が第1位!年齢に関わらず、移住者を惹きつけるものは
地方の自然のようです。

第2位 それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから

第2位の理由は同率で、二つです。

第2位 都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから

実は40代の移住の理由は10代、20代とまったく同じ並びです。ぼくは40代になったことがないので想像でしかないですが、これはわかる!

仕事も落ち着いて来て、ある程度心に余裕もある中で、思い切って仕事を変えてみよう。あるいはこれまでの経験を別の生き方で活かしていこう。みたいな感じなのでは?

ただ、この二つが第2位にくるあたり、いかに日本の都会での働き方や暮らしが息苦しいものなのか見えてくるようです。

50代の地方へ移住する理由

さてここからは50代です。子育てもひと段落した中での移住者が多そうな印象。どんな結果になるのでしょう。

第1位 気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから

けっきょくこれ!気候や自然環境。地方の自然ってすばらしい。老若男女問わず移住者を魅了する。

第2位 それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから

50代ですと、早期退職のようなパターンでしょうか。老後を見据えてある程度元気なうちに新しい生活を始めてみられる方が多いのではないでしょうか。

第3位 ふるさと(出身地)で暮らしたいと思ったから

終の棲家に生まれ育ったふるさとを選ぶ。現役時代は都会でバリバリと働き、退職後はふるさとでゆっくりと過ごす。なんか優しい笑顔のおじいちゃんが目に浮かぶようです。あるいは、親の介護などが理由の一つになっている可能性もあります。

いずれにしてもUターン的な移住の理由が50代ではランクインしました。

第3位 環境にやさしい暮らし(ロハス)やゆっくりとした暮らし(スローライフ)、自給自足の生活を送りたいと思ったから

50代の移住理由、同率の第3位です。スローライフな生活にあこがれるというのはわかります。それが50代になったときに強く出るのは何か理由があるのでしょうか。

60代以上の地方へ移住する理由

いよいよラストです。おそらく多くの人が定年退職を迎えた中での移住となります。一体どんな理由なのでしょう。

第1位 気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから

やっぱりお前か!全世代において第1位獲得です。おめでとう自然。ありがとう自然。

第2位 都会の喧騒を離れて静かなところで暮らしたかったから

初めて都会の喧騒を嫌う理由が第2位となりました。「老後は静かに暮らしたい。」そんな思いが見えるようです。

第3位 ふるさと(出身地)で暮らしたいと思ったから

こちらの理由は50代以上に強く出ました。やはり生まれ育った場所が一番。老後はゆっくりと田舎で暮らそう。

都会でバリバリと働いた後に、生まれ育った家で昔を懐かしみながらおだやかに暮らす。ぼくもそんな人生にも憧れます。

地方へ移住する理由のまとめ

ある程度、年齢による差が見られた地方へ移住する理由でした。

しかし、全世代において圧倒的に上位を占めるのが「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」「それまでの働き方や暮らし方を変えたかったから」でした。

自然に魅了され、今までの暮らし方を変えようと地方へ移住する人が多いようです。移住を人生の大きな転換点にしようとされている方が多いんでしょうね。

長野県に移住したぼくの理由

さて、そんな中でぼくが長野県に移住をした理由について紹介します。

長野県移住への嫁はんの猛烈プッシュ

ぼくの出身は関西。そして嫁はんは長野県です。つまり嫁はんにとっては長野県へ移り住むことはUターンにあたります。

そんな嫁はんが長野県移住を言い出したのがきっかけです。ちなみにぼくにとっては、Uターンどころか、上の定義に基づくとIターンですらない。「その他」というパターンの移住者です。

嫁はんのプッシュという書き方をするといかにも言いなり感が出てしまいますが、男のプライドにかけて決してそんなことはないと言っておきます。けれども、長野県に移住したいという嫁はんのプッシュは大きなきっかけでした。

長野県の自然の素晴らしさ

そんなわけで、関西に住んでいたときから、嫁はんの里帰りに長野県に行くことが多くなっていたぼく。長野県に来るたびに驚きと感動がたくさんあったのです。

雄大な自然

嫁はんの実家は軽井沢や、真田家ゆかりの上田市がある長野県の東です。東信地方と呼ばれるところ。そこには浅間山や八ヶ岳など、2000メートルを越える大きな山々が見下ろしています。そして嫁はんの実家は標高900メートル。

これには最高峰が1000メートルにもいかない大坂や京都で生まれ育ったぼくにとっては衝撃的な環境でした。

山でっかい。

山すずしい。

山ってすげえ。

長野県の山の大きさに感動。山に見守られるってこういう感じなんだなと。そして涼しさ。夏であっても冷房のいらない環境でした。こんなところに住めたらなあと思うのも無理はない。さわやかな気候の夏に山の麓の森でキャンプしたり、スポーツしたりするなんて最高の夏の過ごし方じゃないですか。

長野県の季節感

長野県といえば、みなさんどんな食べ物が浮かびますか?おやき?そば?もちろんそういった有名な食べ物もおいしいです。

それだけでなく、地元の人に日ごろから食べられている野菜や山菜がすごくおいしい。

関西に住んでいたころ、ぼくが長野県に行くのは、仕事が休みであるゴールデンウィークや夏休み。特にゴールデンウィークにはこごみや山ウド、ふきなど、ぼくが今までに食べたことのないような山菜ばかり。

夏には夏で、ズッキーニやきゅうり、とうもろこしやトマトなど、家の畑からとってきたようなきらきらとしたみずみずしい野菜が出てきます。

都市部に住んでいると、スーパーで買い物をすることが多くなるので、季節を感じることがあまりありません。

しかし長野県では、春には春の、夏には夏の食べ物があり季節を体全部で感じることができました。自然とともに生き、自然によって生かされるってこういうことなんだなと感動したのです。。

ぼくが長野県へ移住した理由

このようにきっかけは嫁はんのプッシュです。でもプッシュだけでなく、長野県の自然や気候、食べ物がぼくを猛烈に長野県に惹きいれました。都会では感じることのできない雄大な自然や四季折々の気候と食べ物、ぼくにとっては日本の本来の良さが長野県にはありました。

長野県に移住した理由まとめ

ぼくが長野県に移住した理由は上の調査と照らし合わせると「気候や自然環境に恵まれたところで暮らしたいと思ったから」になります。

やっぱり多くの移住者がそうであるように、地方には人々を引き寄せるような魅力的な自然があるということです。ぼくもまさにその一人。長野県の気候や自然環境には、人生を変えられるほどの魅力がありました。

ぜひ移住とまではいかなくても、長野県の自然を体で感じに遊びにきてください。